〜山での一歩を、安全に、確実に〜

登山は、自然と向き合い、自分と向き合う最高のアクティビティです。でもその魅力の裏には、リスクが隠れていることも忘れないでください。
山頂に立つのが登山のゴールじゃありません。無事に下山して家でほっと一息つくのがゴールです。
このページでは、Young Hiker’s Society(YHS)に参加する全ての仲間が、安全に登山を楽しむための基本的な考え方を示したいと思います。
1. 安全は「自分」で守る

YHSのイベントは、「ツアー」や「ガイド登山」ではありません。
自立した登山者同士が集まり、互いに尊重し合いながら山を楽しむスタイルです。
- 山での行動は自己判断・自己責任が原則です。
- 誰かに「ついていくだけ」ではなく、事前に十分な準備や勉強をして、自分の行動に責任を持ちましょう。
- 疲れていたら仲間に声をかけて止まる、休む。無理だな、危ないなと思ったら引き返す勇気も必要です。
- グループ登山での遭難はどんなに経験を積んだリーダーのもとでも起こり得ます。あなたのかけがえのない命、生と死の間でその命の責任を最終的に取るのはあなた自身です。
2. 山岳保険、入っていますか?

「万が一」は、思ったより簡単に起こります。
滑落・捻挫・道迷い・体調不良…
遭難してヘリを呼ぶことになったら、救助費用は数十万円以上になることも。
当コミュニティ主催の登山イベント、仲間同士で企画したグループ登山、個人で楽しむソロ登山にかかわらず、強制はしませんが、山岳保険への加入を推奨しています。
▼おすすめ保険サービス
- モンベルのアウトドア保険(1日単位〜年間まで対応)
- 山岳捜索サービス ココヘリ(生存率を高めるためのサービス)
- YAMAP アウトドア保険(アプリと連携で便利)
- PayPayほけん「あんしんアウトドア」(1日だけでも入れます)
3. 無理をしない。周りに合わせすぎない。見栄を張らない。

登山中は常に自分の心と体に耳を傾けましょう。他のみんなが登っているからと言って自分が登らなければいけない理由にはなりません。
自分自身の直感を信じてください。ペースが早いなと思ったら声をかけましょう。
- 朝ごはんは絶対に食べてきてください(ハンガーノックという行動不能な症状になります)。
- 体調が悪い日は無理せずキャンセルしましょう。
- 不安なことや心配なことがあれば、いつでも公式LINEのチャットや部室で直接管理人に相談してください。
登山は競技ではありません。誰とも競う必要はなく、無事に帰ってくることが一番の成果です。
4. 楽しい仲間との登山で気をつけて欲しいこと

当コミュニティでは、部室で知り合った会員同士が十分に相談し合った上で、それぞれのレベルに合った山行を計画し、自由に山を楽しむことを応援しています。ただし、どんなに仲良くなったとしても、他人であることは忘れないでください。
- 連絡先交換は基本的に自由ですが、安易に個人情報を聞いたり教えたりしないようにしましょう。今の時代、気をつけすぎるくらいが、ちょうど良いです。
- 初対面の人といきなりの登山はあまりおすすめしません。まず部室で仲良くなってから、もしくは軽い低山登山で相手の性格やペースをわかってから、より深い付き合いに進んでみてください。
- トラブルが起こりそうなとき、起きたときは、すぐに公式LINEでまたは部室で直接管理人に相談してください。可能な限り、迅速かつ厳正に対処します。
5. 登山届は「いざというときの命綱」

登山計画や万一の位置情報を第三者に知らせる手段、それが登山届です。提出は面倒に思えるかもしれませんが、救助の際に「命を左右する情報源」になります。WEBで簡単に提出できるので出しましょう。
▼提出方法(スマホでOK)
最後に
Young Hiker’s Societyは、あなたが安全に、そして長く登山を楽しんでほしいと願っています。
無事故で下山することが、最高の登山です。
そして、また一緒に山で会いましょう。

Young Hiker’s Society
管理人 ピョン
